カテゴリ:Refarence( 31 )

Nagai, 2000

永井信二
「北部ミャンマー産クワガタムシ科:12新種、3新亜種及び2新位置について」
『ミャンマー北部の蝶と甲虫:野瀬コレクション』,73-108頁,レッセル,2000年5月.

d0126520_22421183.jpg

S. Nagai,
“ Twelve new species, three new subspecies, two new status and with the check list of the family Lucanidae of northern Myanmer.”
Notes on Eurasian Insects No.3, The special issue featuring articles on the Insects on Myanmer, Collected by Nose’s expedition., Lessel: Osaka, May-2000., pp. 73-108.



Plate 19 (p. 74)
Lucanus hayashi sp. nov.
Lucanus nangsarae sp. nov. ナンサー
Lucanus tibetanus isaki ssp. nov. 
Lucanus fryi
Lucnaus cantori colasi 

d0126520_22373954.jpg

Plate 20 (p. 75)
Lucanus szetschuanicus lati ssp. nov.
Lucanus derani sp. nov. デラン
Lucanus lesnei
Lucanus mania
Lucanus nyishwini sp. nov. ニュウシュイン
Lucanus nosei sp. nov.
Pseudolucanus denticulus
Noseolucanus rugosus


by Ginettino | 2017-10-21 22:48 | Refarence | Comments(0)

sp. gamunus

黒沢良彦
「伊豆諸島特産種ミクラミヤマクワガタの系統と分布」
『国立科博専報』 No.11, Dec, 1978, pp.141-153

Y. Kurosawa
"Phylogeny and Distribution of Lucanus gamunus Sawada et Y. Watanabe (Coleoptera, Lucanidae), Endemic to the Izu Islands, Central Japan. "
National Science museum, No.11, Dec, 1978, pp.141-153

_____

パリーやラエトスを考えるとき、この黒澤先生の論文は基礎文献として重要。

中国にルーツを持つと思われるミクラミヤマクワガタが、なぜ日本の本土ではなく、伊豆諸島の小さな2 島だけにいるかということについても、中国から日本本土に入ったミクラミヤマクワガタの先祖が、八丈島近くにまで伸びていたであろう「古伊豆半島」を伝わって伊豆諸島に進入し、本土では外敵などによって滅びたが、隔離された孤島の一部でかろうじて生き延びた、という大胆な仮説が展開されたのも、本論文である。

むし社の藤田氏は、「現在と変わらぬ結論を出された黒澤氏の慧眼には驚くほかない。」と以下の論文で言及している。
______
藤田 宏
「ミクラミヤマクワガタの研究史―54 年前に発見されたクワガタムシ―」
『Mikurensis みくらしまの科学』 Vol.3, 2014, pp. 35-64

H. Fujita
"A bibliographical review on Lucanus gamunus Sawada et Watanabe, 1960 endemic to the Izu Islands -A lucanid-beetle found 54 years ago- "
Mikurensis, Vol.3, 2014, pp.35-64
 
 
PDFへのリンクはこちら。


by Ginettino | 2016-11-06 12:02 | Refarence | Comments(0)

Nagata, 2012

永田善久 
「ヨーロッパミヤマクワガタのドイツ神話学」
『思想』 5月号(No. 1057) 
2012年 岩波書店
140-170頁.

思想 2012年 05月号 [雑誌]

岩波書店


-Japanese only.
___
ドイツ文学者である永田先生の、ヨーロッパミヤマをめぐるあれこれをつづった論考。
ミヤマに興味ある人は読まなければならない論文。

とにかく、Lucanus cervusを、ラテン語読みで「ケルウス」と呼称することが、まず、かっこいい。

周知のように、一般的に、ヨーロッパミヤマは、「ケルブス」と呼ばれる。
もちろん、「ブス」だとかっこわるいので、
気持ち的に、「ウ」に点々の、「ヴス」と表記にしたいところ。

もっとも、私の場合は、今は亡き葛さんがフランス的に「セルヴス」と呼んでたのにならってそう呼称していたのだけれども、この論文を読んで以来、ケルウスと呼ぶことにしました。笑


本論は、以下のような構成。
_____
 はじめに 
  1.ケルウスとグリム童話
  2.ケルウスの分類学、分布、形態学、語源学
  3.ケルウスの生態学と民俗学―『ドイツ神話学』の中のケルウス
  4.ケルウスをめぐるポエジー
  5.現代ドイツにおけるケルウスの法的保護と日本での取り扱い
  6.日本におけるクワガタムシ受容
 おわりに
_____

タローニ氏の図録を、ドイツ語圏へシフトして文字起こした的な内容ですが、文学者ならではの切り口は、好奇心をくすぐるに十分すぎます。

デューラーに由来するこの水彩画に描かれたケルウス。
”北方ルネサンス”、まさにドイツ語圏で、500年前に画家の眼で捉えられ活き活きと描かれたこの虫は、今も変わらずに、否、ワールドワイドに我々を楽しませてくれるんですね。

d0126520_0323057.jpg







by Ginettino | 2016-09-27 00:30 | Refarence | Comments(0)

Okuda, 2012

奥田則雄
「ゲアンミヤマクワガタ♀の記載およびベトナム・コンツム省産の1新亜種」
『月刊むし』No.498, Aug, 2012, pp.20-22

月刊 むし 2012年 08月号 [雑誌]

むし社


N. Okuda
"Description of the female of Lucanus ngheanus Okuda, 2009(Coleoptera, Lucanidae) and its new subspecies from Kon Tum Province, central Vietnam"
Grkkan-Mushi, No.498, Aug, 2012, pp.20-22

Lucanus ngheanus Okuda, 2009
female
メスのディスクリプション。
 1) 幅広、光沢より強し
 2) 頭楯はとがる
 3) 下唇板は半円形

Lucanus ngheanus phuongi subsp. nov.
Distribution: Kon Tum Prov.

♂の見分けどころとしては、以下。
 1) 頭部側縁、眼の上の湾入弱し
 2) 頭部前縁、中央で「緩やかに」隆起 (基亜種は「強く」隆起)
 3) 頭部耳状突起は小さい
 4) 頸節の先端部に「黄褐色」部分
 
コンツム産は、ゲアン産とはちがうということ。
by Ginettino | 2016-09-23 08:50 | Refarence | Comments(0)

Okuda & Maeda, 2016

奥田則雄・前田 健
「インド北東部アルナーチャル・プラデーシュ州で得られたミヤマクワガタ属の2新種とフタマタクワガタ属の2新亜種」
『月刊むし』No.544, Jun, 2016, pp.19-26

月刊むし 2016年 06 月号 [雑誌]

むし社


N. Okuda and T.Maeda
"Two new species of genus Lucanus Scopoli and two new subspecies of the genus Hexarthrius Hope (Coleoptera, Lucanidae) from Arnachal Pradesh, northeastern India "
Grkkan-Mushi, No.544, Jun, 2016, pp.19-26

◆ Lucanus adi sp. nov.
 L. lesnei に近似の種。
 数を見ていないのではっきりと意見できないが、微妙に異なる感じは受ける。
 でも、産地を言われなければ、形態的な違いに眼が行かないであろうくらい、近似。

◆ Lucanus izindui sp. nov.
 スレンダーなフォルムをもつチベット側のL. cheni に比較して、質感やフォルムでだいぶ違う印象を受ける。こちらのほうが、むちっとずんぐり感がある。別種でいいと思う。
 大型個体では、大顎の先端がへら状に発現。
 この種の系統を鑑みるならば、おそらく大歯型は65mmUPから。
 最大は80mmクラスだろうと予想される。

 ちなみに、こうした「鼻状突起」をもつ「テングミヤマ」系の種において、その突起の形状は、決して体長には比例するものでもなく、かつ個体差もなかなか豊富!
 ですので、種レベルで分類する際、この鼻状突起の形状をもって分類要素とするのは、個人的にはなかなかデリケートな、注意を要するところだと考えています。
 
 もちろん種の基本フォルムは確実に存在するのだけど、100匹200匹並べてようやく見えてくる、そんな感じを受けます。それって国産ノコギリクワガタの顎のバリエーションくらい連続的なシロモノで。。。さらには、それにも収まらないような変異も出ますしね。

 自然は、想像を超える。
by Ginettino | 2016-07-15 03:04 | Refarence | Comments(0)

Okuda & Maeda, 2015

奥田則雄・前田 健
「インド北東部アルナーチャル・プラデーシュ州で得られたクワガタムシ科の3新種」
『月刊むし』No.528, Feb, 2015, pp.29-34


月刊むし 2015年 02 月号 [雑誌]

むし社


N. Okuda and T.Maeda
"Three new species of the family Lucanidae (Coleoptera) from Arnachal Pradesh, northeastern India "
Grkkan-Mushi, No.528, Feb, 2015, pp.29-34

◆ Lucanus jibii sp. nov.

 アルナチャルより、「ヒメミヤマ系」の渋いニューフェイス。
 顎的にはクラッペリッヒ、体型的にはスミスのような脚短い感。
 不思議な種です。
 
 今期は生き虫も入りました。
  ⇒ランバージャックさん
by Ginettino | 2015-08-11 04:57 | Refarence | Comments(0)

Huang, H., et Chen, C.-C. 2013

Huang, H., et Chen, C.-C.
Stag Beetles of China II
Taiwan,
2013, 09


d0126520_244193.jpg 黄灝,陳常卿 著
 『中華鍬甲,弐』
 福爾摩沙生態有限公司, 台湾
 2013年
中国のクワガタ研究の2本目である本巻は、主としてDorcusを考察対象としたものだが、
pp.1- 34 (Pl.1- 10) には、Lucanusの考察が盛り込まれている。


ちなみに、前著の第一巻(2009)との間には、 以下のZootaxa論文がある。

***************************************
Huang. H., He. Y., & Shi. Z.,
"Description of two new species of Lucanus Scopoli (Coleoptera: Scarabaeoidea: Lucanidae) from southeastern Tibet, China"
 Zootaxa 2987: 56-64
 Magnolia Press
 2011

ここで、新たに以下の2種が記載された。

◆ Lucanus cheni sp. nov.
 チベットの秘境ヤルツァンポ大渓谷の西側に生息するフルキフェル
◆ Lucanus langi sp. nov.
 墨脱Motuoに産する真っ黒ピカピカ・個体ヴァリエーションが豊富な奴

***************************************


つまり、第一巻出版後に発覚した事実や新発見、その他もろもろの成果をフィードバックしたものが、第二巻冒頭の追加考察というわけである。



ここで改めて中国のLucanusがリスト化され、57種に整理された。
(うちEolucanusが7種)

シノニムの整理、
とりわけチベットミヤマLucanus tibetanusの扱い等に関しては、思うところがあるが、新知見に関して以下にメモしておこう。

<新種2種>
◆ Lucanus hewenjiae Huang sp. nov.  何氏深山
デューベイアヌスの基部湾曲を緩くして、顎先の開きを大きくしたような奴。
◆ Lucanus choui Huang & Chen sp. nov.  周氏深山
チェンミヤマでもない、ランミヤマを毛深くしたような奴。

<中国にて初記録>
〇 Lucanus fujitai
〇 Lucanus atratus
〇 Lucanus mearesii
〇 Lucanus nyshiwini bretschneideri

by Ginettino | 2014-09-09 00:51 | Refarence | Comments(0)

Okuda & Maeda, 2014

奥田則雄・前田 健
「インド北東部アルナーチャル・プラデーシュ州で得られたクワガタムシ科の2新種・1新亜種」
『月刊むし』No.522, Aug, 2014, pp.13-18


月刊 むし 2014年 08月号 [雑誌]

むし社


N. Okuda and T.Maeda
"Two new species and a new subspecies of the family Lucanidae (Coleoptera) from Arnachal Pradesh, northeastern India "
Grkkan-Mushi, No.522, Aug, 2014, pp.13-18

◆ Lucanus mishmi sp. nov.
◆ Lucanus gracilis sharchokpai subsp. nov.


Lucanusという種は、
我々の予想をやすやすと裏切り、
我々の認識を(結構頻繁に)刷新してゆく。

ヴェムケンしかり、ドンしかり。

今度は嗚呼、
巨大”マルボッチ”・ドヘルティ & 短足グラキリス・・・ 
(↑勝手にそう呼称している・笑)
by Ginettino | 2014-08-21 00:36 | Refarence | Comments(0)

Grausius, 1660

d0126520_2322545.jpg

西洋のクワガタイメージを見ていて思うのは、羽を広げた描写が、異常に多いということ。17世紀の挿絵の多くに、羽広げイメージを見出すことが可能だ。

やはり、cervo volante 「飛ぶ鹿」という名はダテじゃない。
by Ginettino | 2013-08-26 23:02 | Refarence | Comments(0)

Huang, H., et Chen, C.-C. 2010

Huang, H., et Chen, C.-C.
Stag Beetles of China I
Taiwan,
2010, 12


d0126520_047548.jpg 黄灝,陳常卿 著
 『中華鍬甲,壹』
 福爾摩沙生態有限公司, 台湾
 2010年

****************************************
一巻はLucanusを取り上げた、近年まれにみる精緻な研究書!
内容の大部分が英文で著され、非常に助かる。

特に、過去の記載事項に関して綿密にまとめられている点は、
本書において最も評価すべき点である。
(Fujita 2010では、ここが十分ではない。もちろん藤田氏の狙いは世界規模の総まとめにあるわけだから、もとより比べるところではないが・・・。)

中国におけるLucanus研究にかんして、
ようやく基礎的文献の登場といったところか。
__________________________

◆ Lucanus liuyei sp. nov. 刘氏深山
◆ Lucanus fanjingshanus sp. nov. 梵浄深山

● Lucanus dybowski taiwanus stat. nov.
● Lucanus kanoi ogakii stat. nov.
by Ginettino | 2011-01-16 13:50 | Refarence | Comments(2)

れんの博物学ライフの覚書スペース“オペ-ルカ”. 主としてミヤマクワガタ Lucanus [Coleoptera, Lucanidae]に関することをあれこれつづってゆきます。「ミヤマは数見なきゃ語れない」


by れん
プロフィールを見る
画像一覧