<   2015年 08月 ( 7 )   > この月の画像一覧

先丸・ツル首タイプ

最近、気に入っているのが、先丸タイプのピンセットです。
模型で有名なタミヤさんの精密ピンセットシリーズのひとつ。⇒HP
d0126520_2441068.jpg
力加減と柔らかさがちょうどよく、ヘビロテで重宝しています。

特に、数あるピンセットのなかでも、これは触角の整形には威力を発揮しますね~
横からはさんで、水平にするのには、とてもとてもちょうどよい先具合なのです!
d0126520_2445258.jpg

こうした作業の場合、とがった精密ピンセットは使用しないほうがベターです!
十分に軟化してふにゃふにゃであれば問題ないですが、ハンパに乾燥して硬くなりかけている場合、もれなく悲劇に襲われます。。。(T0T)
触角の節の間をはさんだときにはとき既に遅し。「切断!」という愚行をやらかしてしまうのです。
先が細ければ細いほど、圧のかかり具合は強力になりますから・・・力加減には、細心の注意を払わねばなりません。
ですが、この先丸タイプならば、そのような心配はほとんどありません^^

d0126520_2471449.jpg
触角の整形が比較的難易度の高いノビリスミヤマも、いい感じです。
d0126520_248104.jpg

模型やミニ四駆で培われたデザインは、虫の標本にも、なかなかの相性だな~と思っています^^

by Ginettino | 2015-08-28 02:49 | 標本作製 | Comments(0)

ssp. "Massive" ohbayashii

d0126520_7562876.jpg

Lucanus sericeus ssp. ohbayashii
ラオスに産する本種は、セリケウス種のなかでも、大アゴがキレイに伸張するのが特徴的だ。
そんなイメージを覆すかのような、太~い個体が存在した。

d0126520_892897.jpg
今期、地元宮城のミヤマをあれこれ見てきた中で、この太さを目の当たりにすると、ただただ驚愕・・・(笑

自然とはかくも想像を超える。まさに”Massive”という形容が似合う個体だ。
d0126520_7572255.jpg

by Ginettino | 2015-08-26 08:13 | 標本考察 | Comments(0)

sp. tsukamotoi

d0126520_2324310.jpg
2000, タイのNan ラベル
この固体に限っては、形態的にラオスのと比較し、骨太ごつい印象。

そして、顎先の開きはおとなしい。
L. Luciの記載時、比較として用いられたのは顎の形態が似ている本種であるが、あご先が大きく開く一方で、基部がこのような歯型になる種は、限られる。sp. luci との比較に留まらず、この基部の型は、じつに興味深いかたちだと思うのです。

この点は、ヒメミヤマ系=fortunei groupを論じる際、顕著なキャラクターとして注目すべきと考えます。

しかし、古くから知られている、中国のフォーチュンミヤマとシセンミヤマ、この2種って、実はなんなんでしょうね~。
by Ginettino | 2015-08-26 02:45 | 標本考察 | Comments(0)

2015国産

甲子園も終わり、涼しくなりました。

もはやフィールドにミヤマの影を見出せないでいる以上、国産において書く新たなネタもありませんゆえ、気が早いかと思いつつも、ひとまずここで締めようかと思います。


**************************

今期は、意識的にフィールドに足を運んだ回数も多かったので、
期待以上に数を見ることができました。

「雨の少ないシーズンにおける発生最盛期の、雨天における活動」と表現したらよいのかな。
大型個体は、みな「水」とともに、だったのが印象的です。
雨がっぱ(上下)を車に常備、雨と汗でダクダク、その洗濯も何回もしましたからね~

とはいえ、キープするような大型はごくわずかであったのは、言うまでもありません。


さて、前回の記事における、ベスト個体は以下。
動いてるときは73UP確実でしたが~
詰めて展足し、からっからに乾燥後は画像のとおり。
ま、こんなもんでしょう。
d0126520_2341296.jpg
お恥ずかしながら、この個体は、あらゆる意味でマイベストなメモリアル個体@宮城県となりました。

第一に、問答無用の事実、すなわち、見た目の「比例」。
この個体のプロポーションは、非常に素晴らしいものと断言します。
次の画像をご覧いただきたい。

真ん中が、このベスト個体なのですが、どうでしょう?この違い。
d0126520_2342089.jpg
左が7月13日ので量感ハンパない!と評した個体。今となれば、全くたいしたこと無かったですね。比較のために登場願いました。(^^;;
画像右は、マイベスト記録後の雨の日に捕獲した湾曲美形個体

ボディサイズは変わりないのに、どうでしょう、この「頭部と大アゴの発達」度合いの異なり様・・・。
頭幅はたいしたことありませんが、前足が短く見えるこの比例はすごいなと、思うのです。
こうした比較が出来ること、これミヤマの醍醐味だな~と、ひとり悦に入るわけです。はい。

また、ブログにUPしてなかった個体。
d0126520_2342832.jpg

左の個体で69ほど。これは去年に引き続き、ハンターChibaクンご提供の個体。
ありがとうございます!

中央と右の2頭は、マイベストと同じ地域において、2頭ともともにキック落下でとったものと覚えていますが~それほど気に留めなかった個体たちでした。とりわけ、中央の個体は気持ち線が細く、スレていましたし。

しか~し、実は、ともに70は軽く超えていたのです。

あれなんですね、おそらく、格のちがいを見せつけられた後だったからという。

彼のプロポーションがすごいから、脳内で自動的にそれを基準にしてしまっており、大きく見えなかったと、振り返るとそう思いますね。なので、私的に感覚的に重要視してるのは、サイズではなく、フォルムなのだと、あらためて気づかされます。


いずれにしても、
こうしてUPした個体は、みな、基本~エゾ型なのは面白いですね。
by Ginettino | 2015-08-23 03:00 | 日々戯言 | Comments(0)

送り火

お盆は涼しい雨模様。

なじみの御神木もしっとり雨にぬれて、スジクワがぽつんとただひとり。
掘り返された樹の根本に、少年たちのハートを感じて。
残りわずかな夏を駆け抜けよう。

夏を、健康に、あと何回、迎えることが出来るだろうか。

送り火とともに、
感謝の祈りを捧げた2015年のお盆でした。


「夏が過ぎ風あざみ 誰のたそがれにさまよう
八月は夢花火 私の心は夏模様~」
心に染みるね。

深山の恵みに、心より感謝。
d0126520_10405364.jpg
2015のmyベストはこの子でした。@宮城県
by Ginettino | 2015-08-17 10:41 | 採集 | Comments(0)

Okuda & Maeda, 2015

奥田則雄・前田 健
「インド北東部アルナーチャル・プラデーシュ州で得られたクワガタムシ科の3新種」
『月刊むし』No.528, Feb, 2015, pp.29-34


月刊むし 2015年 02 月号 [雑誌]

むし社


N. Okuda and T.Maeda
"Three new species of the family Lucanidae (Coleoptera) from Arnachal Pradesh, northeastern India "
Grkkan-Mushi, No.528, Feb, 2015, pp.29-34

◆ Lucanus jibii sp. nov.

 アルナチャルより、「ヒメミヤマ系」の渋いニューフェイス。
 顎的にはクラッペリッヒ、体型的にはスミスのような脚短い感。
 不思議な種です。
 
 今期は生き虫も入りました。
  ⇒ランバージャックさん
by Ginettino | 2015-08-11 04:57 | Refarence | Comments(0)

鬼神現る!

d0126520_1194431.jpg
d0126520_1275132.jpg
d0126520_120691.jpg
d0126520_1201633.jpg

74㎜ @山形県
by Ginettino | 2015-08-07 23:55 | 日々戯言 | Comments(0)

れんの博物学ライフの覚書スペース“オペ-ルカ”. 主としてミヤマクワガタ Lucanus [Coleoptera, Lucanidae]に関することをあれこれつづってゆきます。「ミヤマは数見なきゃ語れない」


by れん
プロフィールを見る
画像一覧