眼を慣らす

22日には大手町フェアなので、今のうちから眼を慣らしておく。
展足明けの、東欧のL. cervusたち。
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じつは、こういうのって、ひそかに重要じゃないかと思っている。

なぜならば、会場で標本を見てまわるとですね、
場内の雰囲気や活気も相俟って、
それはそれは、みな、実物以上に、かっこ良~~~く見えてしまうから、なのです。

「おお!この型いいな」 と買ってきても、手持ちのほうが全然カッコ良かったり。
「なかなかのサイズじゃん」 と思っても、手持ちのほうが大きかったり。

ヴァリエーションで集めていると、なかなかこういったところで難しいなと。
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つまりは、フェアまでに、コレクションのそれぞれの標本のかたちやサイズを眼に焼き付けて、情報をフレッシュに保たねばならない、ということ。

そんなかんじでここまで臨戦態勢に入っても、獲物に出会えなければ、まったくの無意味なのですが。
ま、フェア慣れしてちょっと冷めた情緒でまわれるならば、どってことはないのですが、ね。
あ、出展はしませんよ。ミヤマのあるトコにいると思います~(大体見当はつくね笑)

てことで、たまった標本の展足作業を、黙々と進めます。。。
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たかがシセンミヤマ、されどシセンミヤマ。
# by Ginettino | 2016-09-19 04:35 | 日々戯言 | Comments(0)

東欧より

L. cervus From MOLDOVA.
ボロだったけど、キレイになりました!
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ミッションコンプリートまでの道のりは、果てしない。。。
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# by Ginettino | 2016-09-14 23:31 | 標本考察 | Comments(0)

先天性

L.nobilis
顎先が丸く弧を描くフォルムの型。
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アクベシアヌスがもつのと同様の変異パターンを示すノビリスはとても面白い種だ。
個人的に、顎先がぐわって開くミヤマが好みってだけなのですが。
丸いのやら、直線的なのやら、うねうね湾曲するの、やらやらやら・・・

L.luci
顎の基部でほんのり溜めをつくって湾曲する型。
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ツカモトとか、クラーツとか、
雰囲気似てる種はほどよくいるけれど、
近いのは、間違いなくフジタだよ~なルック。

そのうち、比較大会でも開催しますね。
乞うご期待。
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さてさて、上に図示した2個体。
互いに共通する部分があります。
なんでしょう~。

それは、右前足。
奇形で、短いの!!!

展足して、はじめて判明する、あまり嬉しくない真実。。。

しかし、お二方ともどうして、右手なのだろう???
# by Ginettino | 2016-09-13 09:36 | 標本考察 | Comments(0)

ブリード経過 その4

バルバロッサのワインセラー組、
先週末に割り出しましたので、結果を記しておきたいと思います。

端的に言うと、
・・・早すぎたんだ。
ナウシカの巨神兵状態ってやつでした。

前蛹1、蛹4、半ナマ赤色テネラル状態2、くらい。。。

「蛹室、壊しちゃったよ!!!」
「半生、押しちゃったよ!!!」
「蛹、転がしちゃったよ!!!」

正直焦って、半泣きで、写真撮れませんでした。


一方、残りは羽化していたわけなのですが、少なからぬ♀個体が、なんと、羽パカ!
なんで!?((乂(゚∀゚;)

なにか、後ろめたい気持ちで申し訳なくなってしまい、写真撮れませんでした。

そんなこんなで、2匹のマクロフィルス以外、セラー管理の幼虫は全部割り出したわけですが、満足いく個体は、この時点では皆無な状況。
先週末は、けっこうショックに打ちひしがれていました。



そして、一週間後。



複数個体を里子に出すことが決まったため、
割り出し後の最初の選別チェックを敢行しました。

前蛹⇒無事の蛹化。
蛹⇒黒くなって死亡。
 ⇒羽化した蛹もありますが、残念なことに羽が収納しきれていない。
  ちゃんとおさまるのか、いや、厳しそうな感じだ。。。

やはり、なにごともなく、とはいかないものですね。

半ナマ赤色のテネラルだった子はどうでしょう。

おお、黒く、ほどよく固まっているじゃないですか!
強く触れてしまったところには、ディンプルなどなく、一安心、というところ。
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いや~よかったよ、バルちゃん^^

じゃ、背丈を測ってみようか!移動~
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まだ完全には硬まっておらず、半生腹出だけど、
50mm級じゃないですか!
スカスカだけど、
50mmの目標達成、っていっていいの、かな?笑


___
次回最終回、
マクロフィルスの割り出しで、完結(の予定)


# by Ginettino | 2016-09-09 23:01 | 生体考察 | Comments(0)

sp. elaphus

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thick mandible !

久しぶりに北米の“Giant Stag Beetleを展足。
そう、かの国での俗称は「オオクワ」なエラフスミヤマ。

ちなみに和名は、シカツノミヤマ。

じつに形のよいミヤマだ。




# by Ginettino | 2016-09-08 09:08 | 標本考察 | Comments(0)

sp. nobilis

もうすぐ、大手町。
今年は、行ける、と思う!
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ぼちぼち、モチベーション、上げていきましょうか。
この夏の溜まった疲れも吹き飛ぶ、いいムシに出会いたいものです。

さあ、気ままな展足上がりの個体を。
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ノビリスはね、変異の幅が非常に広いんだよね。
まして、産地ちがいも出てくるしね。
けっこう顔がみな違うそんな感じ、国産に似ているよな、なんて思ったりもします。

さあ、展足!
どこまで注力できるか・・・!!!
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# by Ginettino | 2016-09-06 23:10 | 標本考察 | Comments(0)

sp. maculifemoratus @苫小牧

いやはや、かの地でも、発生初期、あるいは後期という時期にかかわらず、フジ型が出現する昨今であります。

それも、けっこうな割合で。

ヤフオクやらなんやらで、「ばりばりフジ型っすよオレ」な♂をみるとね、
もうね、
え~っ…てなりますよね~

ある種の異様ささえ感じる次第。

北海道の深山は、蝦夷型じゃなくちゃ、いやだ。
いやだ。いやだ。。。。。

そんななか、
今期縁あって蝦夷の地より舞い降りた、唯一の良型。
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蝦夷型、サイズは71mmそこそこ、
だけど、それに見合わない極太の大アゴ


経験から、これくらいの大アゴを備えるのは、だいたい73mm級くらいからかな~。
比較の個体を横に置くと、またその個性が際立ちます。
(置いてないじゃん!)


自己採集としては、かんばしい成果がなかった今期です・・・。
# by Ginettino | 2016-09-01 00:25 | 標本考察 | Comments(2)

ブリード経過 その3 

昨年の今頃。
灼熱の夏を乗り越えたバルバロッサたちを再セット。
http://jinlabo.exblog.jp/22176869/

台風対策がてら、彼らの様子を見てきました。
いやもう、完全放置の状態。
この夏も、後半は仙台でも暑い日が続きましたが、どうだったか、戦々恐々でした。

結果は、 2♂4♀が、無事羽化し、生存していました!!!(あと半数はキノコやカビにまかれて★でした…)
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大きい子は45㎜、めすも丸々ピカピカです。
バルバロッサの魅力は、このまるっこいボディと、ぴかぴかな質感にあることをあらためて実感しますね。
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以上で、2年にわたる常温チームのブリード作業は、ひとまず終了。

夏場の高温はいかなる理由があっても避けるべきであり、テトラオドン、バルバロッサともに、例外なく大幅に生存率は下がるものと見られます。
だからといって、この一部生き残った個体たちが、熱への耐性を獲得しているとも、言えないでしょう。
マットの状態やら、ボトルのポジションもありますしね。

ただ、バルバロッサのほうが、万時ゆったりとしているな~と感じました。
テトラオドンのほうが温度に過敏(=ミヤマらしい)だなと。
そして、両種ともに、手間をかけずとも普通に羽化する意味で、丈夫な種だと言っていいでしょう。

あとは、セラーのなかにまだ残っています。
もう羽化しているのか、まだ幼虫やっているのか。
近々にでも掘り出しちゃいましょうかね~

セラー組を掘り出したら、ブリード記事はひとまず完結です!



PS.  あ、同じくビルの北側にセットしていたものの結果は、以下。

クラーツ原名亜種 ⇒ スカ
国産ミヤマ ⇒ なんか、土の上に幼虫うごめいてるし…!(◎□◎;)


# by Ginettino | 2016-08-29 14:19 | 生体考察 | Comments(0)

夏の終わり

夏草や兵達が夢のあと

つわものどもの亡骸が、描かれ、残され。

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今期も各地のつわものどもが我がもとに。

描かずとも、
立派な姿で、残して参ろうか。



# by Ginettino | 2016-08-19 11:49 | 日々戯言 | Comments(0)

Lucanus ngheanus

夜風も涼しくなり、夏の終わりを感じています。
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ゲアンミヤマ。60UP。
かつて、葛さんに譲っていただいた個体のひとつ。
様々なことを教わり、まだまだ話したいことたくさんあったんだけどな。
まして、今なんて報告したいこと、アドバイス受けたいこと、盛りだくさんの山積状態。

「タイワンミヤマの南部産みたいな奴~」とか、
本種の記載間際に言ってたりした思い出を振り返りながら、再展足してみた。

個体変異の幅はそれほどない種で、
お世辞にもカッコいいとはいえないけれど。
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お盆。
亡き葛さんを思う。

# by Ginettino | 2016-08-14 08:57 | 日々戯言 | Comments(2)

れんの博物学ライフの覚書スペース“オペルカ”. 主としてミヤマクワガタ Lucanus [Coleoptera, Lucanidae]に関することをあれこれつづってゆきます。「ミヤマは数見なきゃ語れない」


by れん
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